アメリカのティーンエージャーの間で、洗濯洗剤を飲み込むチャレンジが流行っている

ここ数年、ソーシャルメディアチャレンジが流行っている。誰かによって新しいチャレンジが初まり、それが短い間だけ流行し、次に違うチャレンジが始まり、それが流行し、と続から続へと新しいチャレンジが出てきている。

例えば、バケツいっぱいに入った氷を頭からかぶるアイスバケツチャレンジ(Ice Bucket Challenge)。このチャレンジは筋萎縮性側索硬化症 (ALS) とは何かを知ってもらうためと、この病気の研究を支援するために寄付金を集める目的で始まり、ソーシャルメディアで広まった。このチャレンジは人の助けとなるチャレンジの一つ。

そして他には、水が入ったペットボトルを空中に投げてペットボトルが落ちた時にまっすぐ縦に立つまで何度も何度も繰り返し何時間もペットボトルを投げることに夢中になる子供達。これのチャレンジは、ペットボトルが下に落ちる度にボトッ、グシャっと音がしてお父さんお母さんはその音でいらいらしていたようだが、危ない遊びではないし、ビデオゲームで遊ぶよりもマシだと見られた遊び。

Tide pod challenge

しかし、只今ニュースで話題になっているチャレンジは危険なもの。

2018年に入ってからすぐにティーンエージャーの間で流行ったチャレンジで、Podと呼ばれる小さく水に溶けるビニールて包まれた洗濯洗剤を歯で噛んで吐き出したり、飲み込むのだ。その姿をフェイスブックやユーチューブに投稿するのが流行った。 

洗剤を飲み込んだら身体にどんなに危険かは誰でも想像つくだろうが、なぜかこの危険なチャレンジをやる若者が増えていて、このチャレンジをやって具合が悪くなった若者が沢山出たらしい。
アメリカ中毒事故管理センターが、今月1月1日から15日の間に受けた電話の中、39件はこのチャレンジをやって具合が悪くなったティーンエージャーからだった。

こんな危険なチャレンジが流行っていて、具合が悪くなったと訴える子供達が増えていたため、死者が出る前に何とかしなければと考えたアメリカの公衆衛生は、洗剤を飲み込むことの危険性を訴え、このチャレンジをやらないよう呼びかけた。 しかし、その数日後に、ユタ州では、このチャレンジを行った大学生が病院に運ばれた。

このチャレンジで洗剤を食べている自分の姿をビデオに撮り、それがフェイスブックやYouTubeに投稿されていたが、フェイスブックとYouTubeはこの洗剤を食べるビデオの投稿は消すと言っている。

もし洗濯洗剤を飲み込んでしまったらどうするべき?

もし洗濯洗剤を飲み込んでしまったら、直ちに病院に連絡するか中毒事故管理センターに連絡しましょう。
中毒事故管理センターのホットライン: 1-800-222-1222.
それか、797979にpoisonとテキストメッセージを送る。

 
 
 
 

Source:
www.nytimes.com/2018/01/20/us/tide-pod-challenge.html

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