- アメリカのヒーター、節電のために設定するべき温度
アメリカの家は、よっぽど古い家や建物でない限り、セントラルヒーティングが設置されています。
私が昔住んでいたニューヨークの3階建のアパートでは、古い建物だったためセントラルヒーティングがなかった。まず、ヒーターは1階に住む大家さんが建物の全部の部屋を一つのコントローラーでコントロールするようになっていました。そのため、そのコントローラーが故障すると、建物の全部の部屋のヒーターが止まり、寒くてなりませんでした。ヒーターはこんな感じでしたが、エアコンは、違いました。エアコンは、各部屋の窓に箱型のエアコンが設置されていて、それぞれの部屋でコントロールできました。
また、コロラドのスキー場周辺で泊まったことがある古いアパートは、各部屋にエアコンとヒーターのスイッチが設置されていました。コロラドどはこれが当たり前なのか、テキサスで私が今まで住んだことがあるアパートや家は、セントラルヒーティングでスイッチは一つだけでした。
色々な冷暖房があるということですが、ここでは、毎月の電気代がバカ高くなってしまわないために、どうやって冷暖房を使うべきかについてお話します。
専門家が薦める!起きている時のヒーターの設定温度
節電の為には何度に設定するべきなのでしょうか?
専門家が薦める設定温度は、家にいて起きている間は、68°F。出かけて家を留守にする時は、10から12°F下げる。こうすることによって、年間の電気代が10%下がります。冬の間、旅行に出かける時は、55°Fに設定し、犬や猫などペットが家にいるのなら63°Fに設定するのが良いそうです。ヒーターを消して長期留守にしてしまうと、水道管が凍結して破裂してしまいます。日本では家庭の水道管が破裂するなんて話はあまり聞かないことですが、アメリカではよくあることです。真冬は水道管が破裂してしまわないように、気を付けなければなりません。
温度設定をプログラムする
壁に付いているヒーターやクーラーの温度設定機が、曜日と時間で設定出来るタイプであれば、これを利用するのが便利です。
スペースヒーターを利用する
寒がりな人は、68°Fは快適な温度ではないかもしれません。快適な温度にするために、家全体の温度を上げるのではなくスペースヒーター利用する方法もあります。例えば、シャワーやお風呂から出た時に寒くないように、スペースヒーターを使ってシャワーの部屋を暖めると便利です。
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専門家が薦める、寝ている間の部屋の温度
寝室の温度は個人の眠りの良さに大きく影響するそうです。米国睡眠協会によると、ぐっすりと眠るには、部屋の温度が低いということが重要だそうです。一番理想な温度とは、18.3℃(65℉)。ただ、人によって多少の温度差があるため、医師は15.6℃から19.4℃(60℉から67℉)を薦めるそうです。また、人間の身体は夜になると体温が少し下がるため、部屋の中の温度も少し下げた方が体温調整が上手く出来るという事と、もう寝る時間だよと体にシグナルを送るのだそうです。
赤ちゃんが寝る部屋は温度を少し上げた方がいい
生まれたばかりの赤ちゃんは体が小さいということと発達している段階ということで、寝る時の部屋の温度は1度から2度上げて20.5℃(69℉)が良いそうです。しかし、部屋が温かすぎるのも良くない。SIDSになるリスクを上げてしまう。寝る時の服(パジャマ)の素材にも気を付け、布団のかけ過ぎも良くないそうです。赤ちゃんが寝ている時の体温が上がり過ぎていないか確認するために、寝ている赤ちゃんのお腹や首の後ろ側を触ってみるといいそうです。
また、専門家の研究によると、赤ちゃんが体温調整できるようになるのは生後11週間くらい。そのため、夜の寝る時間の4時間前くらいになると体の体温が大人のように36.4℃に下がるそうです。
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