このフレーズの意味を知っていれば、人に腹を立てることがなくなるはず「You never know what someone is going through」

英語のフレーズには、なるほどと考えさせられる意味を持つフレーズがあると、私は思います。

その中で、私が好きなフレーズは、You never know what someone is going through. So, be kind.

意味は、他人の事はその人にしか分からない。その人に何かが起きて辛い思いをしているのかもしれないし、その人にしかわからない事情がある。その日に何か悪い知らせを受けたのかもしれない、愛する人が病気かもしれない、愛する人を亡くしたのかもしれない、など、例は幾つも考えられるわけです。なので、人の態度や言った事にイラっとしても、あの人はああだ、こうだと決めつけてしまうのではなく、きっと何かがあったのだろうと理解してあげ、その人に優しくなろう。

確かに、このフレーズの意味の通りであるなと私は感じます。
この言葉の意味を常に頭に入れておけば、また、イラっとした時には、このフレーズを思い出せは相手に対しておおらかな気持ちになれるだろうと思います。

この言葉の意味としていい例はないかと探したところ、ある話を見つけました。

ある女性の話です。旦那さんが病院に入院してからの毎日、病院に見舞いに行くわけです。朝は、スタバといったカフェに寄ってコーヒーを買い、その足で病院にお見舞いに行く。ある朝、いつものようにコーヒーを買いに行くと、長い列がお店の外まで続いていたそうです。ああ、これでは病院に行くのが遅くなってしまう。旦那さんが心配するだろうと焦って、自分の前に並んでいた人に、先に行かせてくれるかお願いすると、もちろんですと譲ってくれただけでなく、列の一番前の人にまでこの女性を先に行かせてくれないか声をかけてくれたそうです。すると、みんな心よくもちろんです!と言ってくれたそうです。女性は、このお店での出来事に、皆の優しさにとても心に触れたと言います。

そして、毎晩、ケーキ屋さんに寄って大きなバナナのパイを買って帰るのが習慣になっていたこの女性は、ある時、お店の人に、個人的な質問をされたそうです。アメリカではよくあることです。きっと、毎晩パイを買いに来るのはなぜだろうと思ったに違いありません。そこで、自分のことを簡単に話したそうです。旦那さんが病院に入院していて、毎日病院と家の行ったり来たりで忙しいということを話したのだろうと思います。すると、お店の人は、パイ代を受け取らなかったそうです。その後も、何度もお店にパイを買いに行っても、いつも一番大きなサイズのパイを箱に入れてくれてお金は取らなかったそうです。その人のその優しさがとても嬉しかったと言います。

この女性は、自分の人生で一番つらかった時を乗り越えられたのは、友達や知らない人からの親切があったからだと言います。こういった人からもらった親切は、忘れることはない。いつまでも心に残ることだと。人への親切は、忘れられることがない、いつまでも人の心に残ることだと言います。

誰かの言葉や態度にイラっとしたら、怒らないで、何かあったのかなと考えてあげる気持ちを持つようにしよう。

そして、人には親切に。どんなに小さな親切でも、人の心に大きく触れるかもしれません。

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アメリカの「怒り」に対する考えが日本と違う – dallajapa

 

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