「本当は、サンタクロースなんていないんだよ。」
とサンタクロースを信じている子供に言えますか?
おそらく、「言えない」と答える親の方が多いことでしょう。
子供がサンタクロースを信じているならそれでいい、いずれ真実を知るだろうし、と思ってそうっとしておこうと思っていますか?
多くの子供は、学校で他の子供から「サンタクロースはいないんだ」というニュースを聞いてしまうようです。その年齢は子供によっていろいろですが、アメリカでは一般的に9歳くらいかその前にはそのニュースを知らされてしまうようです。でも、10歳を越してもまだ信じている子供もいます。
popsugar.comに掲載された記事で、ある女性が、10歳になってもサンタを信じているのは変だと言います。なぜ、10歳児がサンタクロースを信じたらいけないのか、彼女の意見を次のように述べています。
「親として、子供の夢を支えるのと、子供の成長を支えるというのは別物だと知っておくべきです。
8歳児や9歳児がまだサンタを信じているのは理解できることだけど、10歳になっても信じているなら、それはおかしい。
10歳児というのは、(サンタクロースなんて信じていないで)中学生になるための準備や、学校のダンスの準備で忙しいのが当たり前。また、歯の矯正をしてたり、変な音楽を耳に悪いほど最大のボリュームで聞いているのが典型的。だからノースポールという場所に住んでいるという大きな男の人が、年に一度、子供達にプレゼントを届けに来るなんて信じているのはおかしい。
子供というのは、大抵、人から聞いた話を信じます。10歳になると、子供は鋭い質問力を持つようになる。自分の周りで起きている事に関して疑問を持ち、それに関して質問できるというのは学校や人生でとても必要な事。それが出来る子供は、様々な可能性や結果を理解しながら問題を解くことが出来る人間になるし、また自分を見る鋭い力を持つようになる。大きくなってもサンタを信じているというのは、幼い純粋さを持続しているという意味は少なく、それよりも、そういった子供たちは世の中を興味深い目で見て深く考えるのを拒んでいるという意味の方が強い。
親として、時間がゆっくり過ぎて行けばいいのになと私は思う。
サンタを信じなくなったというのは、自分の子供が成長しているんだという意味でもあるから、やはり子供が成長している事実を受け入れるのはつらい事である。
子供らしさを持続する方法は他にも沢山ある。でも、なにも、幼稚園前の子供が信じるような事を信じなくてもいい。
他の子供のために、おもちゃを集めてみたり、子供に夜景を見せに何処かに連れて行ってあげたり、そういった事をすることによって自分も子供の気分を味わうことができるはず。
もし、貴方の子供が10歳を過ぎているのにサンタを信じているなら、優しい方法でサンタは実在しないと言えばいいと思う。
質問をして、サンタの話が本当かどうか論理的に考えさせてみたらどうだろう。そしたら、きっとサンタの話で矛盾が多いことに気がつくだろうし、ホリデー中の魔法はサンタが持ってくるのではなくて、自分自身と家族がくれるんだと気がつくことでしょう。」
いかがでしたか?
あくまでも一人の女性の意見です。
英語記事:
www.popsugar.com
記事掲載日:11/27/2018
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